編集後記

編集部

 今年もキアシドクガが初夏の空を大量に舞いました。去年大発生してミズキなどの葉を食べ尽くした小ぶりの白い蛾です。ひらひらと舞う様は紙ふぶきのようできれいですが、丸坊主になった木や虫食い穴だらけの木は哀れです。全国的に大発生しているようですから、この異常気象とも関係あるのでしょうか。雨のない梅雨入りで渇水が懸念されましたが、その後の極端な大雨で水不足は解消されたようですが、あちこちで被害が出ました。

 水と言えば、野尻湖から取水していた長野市水道局が、今年8月の契約切れをもって、50年余りに及んだ引水を取りやめることになりました。水の需要の一番多い夏場に取水できないこと、他の水源で補うにしてもかなりの経費削減が図れること等が廃止の主な理由のようです。戦時特例の河水統制事業から始まった取水でしたが、長野県にあって水利権者は新潟県の中江土地改良区ということで、協議にはかなり難航した事業でした。特例の許可期限の切れた平成7年に水利権者、関係団体と新たに協定を結び、10年間は取水できることになり、今年その期間満了を迎えるにあたっての廃止決定でした。水利権や関係団体など複雑な問題を抱える水源ですが、野尻湖のおいしい水を惜しむ声もあるようです。(S) 

 

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