山間の湖といへば何かいわくのありそうな、ロマンチックな感じをさせますが、野尻湖も例にもれず歴史的な物語あり、伝説ありで退屈させません。
なかでも良くできた秀逸の物語は、湖のなかの孤島、弁天島のお話です。
それは、弁天島に奉祀されています神様は島の名のとおり弁天様で女性の神様です。それゆえに湖で溺れて沈んだ男女は、女性は浮いてくるが、男は二度とこの世に姿を見せぬと言われております。
何故かと言えば、男は、浦島太郎よろしく女性の神様に歓待され、この世に帰って来るのを忘れるからだそうです。私も男なるが故に、危険とは知りつつ、女神様に興味を持つのは自然のなりゆきで、一度は女神様にお目にかかりたいと思っておりました。
ある日、思いもかけず弁天様のご開帳の時に巡り会い、勇躍して島に渡り御本尊を拝ませていただきましたが、小さな黒っぽい神様で判然とは判らず、写真を撮ろうとしたら叱られました。しかしながら湖の中では水も滴るような、美しい神様であろうと想像はしましたが、今のところは現世の女神で我慢をしております。

この野尻湖に大勢の観光客が訪れますが、そのうち何パーセントの人が弁天島に渡っているでしょうか? 行きたいけれど手軽な手段がないので渡ってない人も大勢いるに違いありません。
そこで私の提案は、観光船のような大袈裟なものではなく、気軽に乗れる渡し船のようなものを(ワカサギ釣りの舟の利用等)運航して、『オ-イ舟がでるぞー』で、ゆ〜らゆ〜らと時間をかけ、渡し賃も安くすれば、島にも大勢の人が行き船着場も賑やかになることでしょう。また渡し船の時間待ちにナウマン象の博物館へ行く人もあるでしょう。ただし島に散歩道を作るとか、環境も考える必要がありますが。
*プロフィール*
伊丹市在住 1968年より毎年、春夏秋と野尻湖を訪れる。
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