自然と環境とはどう違うでしょうか?
私が先日出席した講座での一問です。
自然は山とか川とかそのままのもの、在るもののこと。
では、環境とは……
たとえば、植物の環境は、水、太陽、土……植物が育つ周りのものを環境と言います。
身の回り=環境。環境は関係性により変わります(関係性とは、個々の物が関心を向けた物)。
環境とは、必要があるかないかに関わらず、関心を持ったり気が付いたりすることです。子供の成長で大人の役割も環境です。
たとえば……
ボルネオのジャングルやネパールでは蛍がいるが無関心です。日本ではどうでしょう。なぜ蛍に関心を持って大切に思うのでしょうか? 大人から蛍の大切さを教わり、蛍が大切だと子供が感じるのです。大人の態度が子供に伝わり、大人が楽しいと思ったことは子供にも伝わる。これも人間関係の環境だそうです。
ここは……
長野県の北端に位置し、北信五岳に囲まれ、一部は上信越国立公園で自然景観の優れた信濃町。
野尻湖ではナウマン象の化石が発見され、3、4万年もの大昔より人間が住んでいたことも証明されています。
それでは、訪れる人にとってこの景色は環境として捉えてもらえるのでしょうか? 人材が結びつけることができるのでしょうか?
自然を知る人が、訪れた人に自然を語ることで、人と人の関係が環境になる(インタープリテーション)のです。
そして、観光から環境へ……
私は、2年前から癒しの森を森林療法を使って案内するということをしています。
昨年11月15日に、象の小径を、草津温泉から癒しの森視察に来た16人を2人の森林メディカルトレーナーで案内しました。私は、砂間館近くの入り口からコース図を説明し登って行くコース。もう一人はYWCA上から降りるコース。途中でグループが出会う演出をしました。
コース途中で出会う友人のトレーナーの顔を見て安堵し「よしよし、あと半分」、タイムスケジュールの確認など手短に情報交換。周遊できないこのコースを逆に楽しんでもらうことと、マイクロバスを停めておく場所の確保の作戦ですが、喜んでいただき、お客様を待たせることもなくこのプログラムは成功しました。この日も、象の小径はお客様を充分癒してくれました。
コースには、森林療法の森の効果の説明が書いてある看板が10箇所ついています。ここはたとえ案内人がいなくても一人で看板を読みながら歩き、森を楽しめるような工夫がしてあります。
ちょうど美しく紅葉してハラハラと舞い落ちていました。
お客様の中には、木々詳しい方がいらっしゃいましたが、ウリハダカエデやダンコウバイの葉の大きさに驚いていました。種類が違うのでしょうか、ここのものは……
花でも木でも不思議なものを見ることがあります。ここの魅力かもしれません。木も、大きな立派な木がたくさんあることに感心していました。
でも、心配された箇所もありました。
倒れかかった何本もの大木。歩道に飛び出してる太い枝。崩れかけの道端などは、手入れが必要だと思います。
そしてもうひとつ願うことは、安心して停められる駐車場があり、コースを一周してそこに戻れたらということです。
案内していても「どうぞご覧ください」と、胸を張って自慢できる癒される象の小径。自然豊かなこれこそ人の環境となりうる野尻湖。そこで生活させてもらっている私たちは、野尻湖の自然、文化すべてを語り、訪れる人の環境になるお手伝いをしていけたらと思います。
観光から環境へ……
大人も子供も環境教育、自然体験しましょう。
*プロフィール*
黒姫高原でペンション経営
nojiriko.com / contact us