2007年12月冬 ● 編集発行 ● 野尻湖フォーラム 
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編集後記


 当地11月の初雪は珍しくはないが、いきなり30cmほどの積雪で慌てられた家も多い。道路の除雪が行き届くようになり、雪に閉ざされるということはなくなったが、静かに春を待つという感覚はまだ心のどこかに少しは残っているのではないだろうか。しかし、この冬は静かに待っていられそうもない。

 赤川の産廃処分場計画が具体化してきて町のいたるところで反対の声が大きくなってきている。10月2日の説明会は、勉強会を開いてその日に臨んだ住民たちが肩すかしされたような、あまりに不備の多いお粗末な事業計画、説明会だった。安全安心を声高に語るなら、完璧なデータ・情報を提示すべきで、勉強不足、説明不足ではすまされない。

 屋根付きだから雨にあたらないと言うが、1区画ごと作業が終われば屋根は次の区画に移り、最終的には野っ原となる。水分が凍みてコンクリートにヒビを入れることがあるのも冬に厳しい町の人たちは知っている。そこにきて地下に粘土層はない、遮水シートには寿命があるとくれば、汚染は絶対ないという言葉を信じろと言うほうが無理だ。基準に合わせて法に則って計画しているというのなら、それに見合う立地調査のデータを先に出すべきだ。絶対安全だから万が一の対策を何も立てないという計画は傲慢以外のなにものでもないと思うのだが。

 関口氏は、拒否は決して「地域エゴ」ではなく、次世代への責任だと言う。業者にも行政にも意思表示を明確にして、粘り強く住民運動を続けることが大切だと。どう反対の意思表示をしてよいかわからずにいる方々は、とにかく周りの人と話をすることだ。小さい輪をつないで大きな輪にしていきたい。(Y)

 

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題字:前田道雄
本文中の明記なき挿絵等は編集部による。